広く蔓延している病気です
虫歯は身近な病気ですので、子どものころから「虫歯にならないように……」と、歯磨きの大切さを教えてもらっていた方が大半でしょう。しかし、虫歯は気にかけても歯周病について考えている方は少ないかもしれません。歯周病は高齢者がかかるものだと思っていませんか? 実は日本の成人の約8割が歯周病予備軍またはすでに発症しているといわれています。つまりほとんどの方が歯周病の原因菌に感染しているといえるのです。
初期段階の歯周病には自覚症状はほとんどなく、静かに進行していきます。「歯ぐきの腫れ」や「歯磨きのときの出血」は歯周病のサインかもしれません。気になる方はお早めに、JR中央線日野駅より徒歩2分の歯医者「日野ファミリー歯科医院」にご相談ください。
歯を失う原因の第1位です
歯を失う原因は虫歯だと思っていませんか? 厚生労働省の調査報告によると日本の成人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。歯周病とは歯と歯ぐきの溝に付着する歯垢(プラーク)や歯石の中に潜む、歯周病の原因菌の作用によって歯ぐきに炎症を起こし、歯を支える歯周組織が破壊されていく感染症です。歯を支える顎の骨が溶かされることで、やがて歯が抜け落ちてしまうことも。
10~20代の方にも歯周病の症状が見られることがあります。あなたは大丈夫ですか? セルフチェックを行ってみましょう。
歯周病30秒チェック
チェックがない方 |
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まだ歯周病の心配はないようです。これからもお口の健康を保つよう毎日のセルフケアを心がけ、歯科医院での定期検診を受けましょう。 |
歯周病の症状と治療法
歯周病進行段階
歯周病は歯ぐきが炎症を起こしている歯肉炎と、歯を支える歯周組織の顎の骨にまで炎症が進んだ歯周炎に分けられます。また歯周炎は軽度・中等度、重度に分けられます。
歯肉炎・軽度歯周炎 |
歯ぐきに炎症を起こし始めた状態です。歯磨きのときなど出血をともなうこともあります。 |
中等度歯周炎 |
歯を支える顎の骨が溶かされ歯が浮くような感じがしたり、歯ぐきの腫れや出血がひどくなったりします。口臭も強くなります。 |
重度歯周炎 |
歯を支える顎の骨の大部分が溶かされてしまっているので、歯がかなりグラつきます。やがて歯を失うことにつながります。 |
治療法
スケーリング・ルートプレーニング
スケーラーという器具を用いて歯に付着する歯垢や歯石を除去し、歯と歯ぐきの溝に付着する歯垢や歯石をキュレットという器具を用いて除去します。仕上げに歯面をなめらかにして汚れの再付着を防ぎます。
歯周ポケット掻把(そうは)術
局所麻酔をして歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝が深くなった部分)内にある歯垢や歯石、そして感染した歯肉をかきだして除去します。
フラップ手術
局所麻酔をしたあと、歯肉を切開して歯を露出させて歯根についた歯垢や歯石を確認しながら除去します。汚染された歯肉も除去してから歯肉を縫合します。